6月14日、近畿地方が梅雨入りしたようです。
平年より6~8日遅いらしいとのこと。
ところで梅雨と書いて「つゆ、ばいう」と読みます。
語源には諸説あり、そのひとつに、「この時期は梅の実が熟す頃であることから」という説があります。田辺市ではちょうど南高梅が熟す頃にあたります。産地としてはこの説を主張していきたいと思います。
また6月15日に旧暦の5月に入りました。皐月(さつき)です。今年は新暦の7月13日までが皐月です。この旧暦の5月に降る雨を「五月雨(さみだれ)」といいます。梅雨の雨のことです。
梅雨は「6月ころの長雨の時節。また、その時期に降る長雨。」と辞書に載ってますが、五月雨は雨自体をさします。
五月雨を集めて早し最上川 芭蕉
五月雨を新暦5月の雨と認識するのか、正しく梅雨の雨と認識するのでは大違いです。梅雨だから急流になるのであり、5月の雨ではたいした急流にはならないようです。