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スタッフブログ

紀州梅が届くまで 3

ながらくお待たせしました。紀州梅が届くまで第3弾です。

前回は梅を漬けているところまででしたね。今回は一次加工。
農家からは青梅のまま出荷するものと、梅干しにして出荷するものとあります。梅干しは塩で漬け、干して白干梅にしてからJAの加工部門や加工業者に出荷されます。この農家で白干梅にする工程を一次加工といいます。

約20%の塩で1ヶ月ほど漬け込んだあと、7月下旬頃から天気が安定するのを待って3~4日干し上げます。この天日干しの作業は、夏の土用の頃から始まるので土用干しともいいます。

土用干しする前の梅はまだ黄色いままです。土用干しして、おなじみの色になります。

今年は晴れた日が多く、土用干しの作業も例年になくはかどりました。

土用干しすることにより、細菌やカビの繁殖を抑えるとともに、水分を飛ばし、梅干しの長期保存が可能になります。また、皮が柔らかくなり、風味も増します。

干しあがった梅干しは等級・階級別に選別し10kg単位でタルに入れます。この状態の梅を原料梅といいます。

この原料梅を9月頃から買い入れます。

次回はJA紀南中芳養梅加工場での二次加工をご紹介します。

【うめっち】