三宝柑(さんぼうかん)が紀菜柑に並んでいます。
以前にも書きましたがうめっちが一番お奨めするかんきつ類。
甘みと酸味が絶妙のバランス。
1日5個は軽く食べられます。
この三宝柑、江戸時代に和歌山藩士の邸内に偶然発生した変種で、三方(三宝)に載せて殿様(紀州藩主)に献上したところからこの名が付けられたといわれています。当時、門外不出とさていました。
皮もむきやすく食べやすいのですが、す上がりにより、うまい、まずいの差がはっきり出るところが難点。ゆえに全国区にはなっていません。
果皮は、熱に強く苦味もないことから、料亭などでは中に料理を詰めて出すなど「うつわ」として利用されています。
果肉が小さく種が多いのも難点。
でもそれに勝る味わいがあります。
三宝柑は、ほとんどが和歌山産です。
和歌山県農林水産統計によるとH17年、県の出荷量は1,050㌧、うち湯浅町531㌧(50.6%)、田辺市が345㌧(32.9%)。この2市町で和歌山県の出荷量の約83%を占めています。
【うめっち】