毎日毎日雨が続いていましたが、やっとここ数日は少し晴れ間が見えますね。
しかし、この暑さで、熱中症が増えているそうです。
紀州田辺うめ振興協議会では、熱中症・夏バテ予防に特産の梅干しを積極的に活用してもらおうと、田辺市消防救命講習会で啓発チラシ等を配布して勧めています。
田辺市消防本部では、学校や事業所などを対象に救命講習を定期的に開催しており、特に夏場は熱中症予防についても指導が行われています。
今年も、7~8月に開催される救命講習で、約1000人を対象に梅干しやレシピ、啓発チラシを配布し、夏場の熱中症対策を呼びかけています。
【熱中症とは?】
日射病や熱射病の総称で、高温化での運動や労働のため、発汗機構や循環系に異常をきたして起こる病気です。体温上昇、発汗停止とともに虚脱、けいれん、精神錯乱、昏睡などを起こし、生命の危険を伴うこともあり、あなどってはならない病気といえます。
【予防のために】
①涼しい環境づくり
帽子をかぶる、日陰に入る、吸汗・速乾性の衣服を着る、冷房・扇風機の活用など。
②水分・塩分の補給
こまめな水分補給が大切です。
大量に汗をかいた時には、汗で失われた水分と塩分を補給するため、水だけでなく「水+梅干し」「スポーツ飲料」等を補給しましょう。「水+梅干し」は水分と塩分の補給だけでなく、クエン酸により疲労回復につながります。
【脱水症改善に用いる経口補水液とは?】
食塩・クエン酸ナトリウム・塩化カリウム・ブドウ糖で作られます。専門的に聞こえますが、食塩・クエン酸ナトリウム・塩化カリウムを含む梅干しで代用できます。
皆さんも、梅干しを積極的に食生活に取り入れて、暑い夏を元気に過ごしてください。