4月11日に田辺市、上富田町、白浜町、すさみ町(西牟婁振興局管内)の128園で、西牟婁地方果樹技術者協議会の着果調査が行われました。結果は、「南高梅」が前年の144%、平年の81%、「古城梅」が前年の155%、平年の92%、「小梅」が前年の224%、平年の114%となっています。
平年よりやや少ないという結果でしたが、4月6日から15日にかけて降った雹の影響で、日高川町、印南町、みなべ町(以上、日高振興局管内)、田辺市、上富田町、白浜町、すさみ町、串本町(以上、西牟婁振興局管内)で約47億円の被害が出ています。JAわかやま紀南地域本部の産地情報はこちら
広範囲に降った上、今年は昨年に比べ雹の粒が大きく、梅の実がかなり傷ついています。
今年も昨年に続き、青果で出回る梅の量が減少し、通常出まわらない傷果も出回りそうです。
JAを通して市場に出回る梅は、傷果でも梅シロップ、梅酒には全く問題はありません。梅干しは傷口が固くなる可能性がありますが、それ以外は変わりません。


4/15 ほぼすべてに雹の被害があります。これだけへこんだ青梅は市場に出回らない予定です。

ほぼ全域で被害が出ていますが、全く被害のない地域もあります。