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スタッフブログ

南高梅の梅酒

南高梅のお話をしましょう。

皆さんの頭の中には『南高梅=梅干し』の図式がこびりついているのではないでしょうか?

以前からご紹介していますが、南高梅は梅酒、梅ジュースにも使えます。6月初旬の出始めの梅は梅酒・梅ジュース用です。この頃の梅は梅干しにしても皮が硬い梅干しにしかならず、南高梅本来の漬け上がりにはなりません。逆に飲料用としては青梅からある程度黄色く熟すまでは梅酒、梅ジュースとして使えます。青梅はさっぱりした、黄色くなった梅はフルーティーな味わいになります。香りも楽しむのなら後半の香りがしてきた梅を使うと梅ジュースも良い香りのものができます。ただ熟しすぎると漬けている間に梅の皮が破れ濁ってしまいますのでご注意を。

このように、南高梅はなんにでも使えるオールマイティーな梅です。最近梅酒でも南高梅が良く使われるようになってきています。

今年大阪天満宮で開かれた「天満天神梅酒大会」(リンク切れ)(2月24日~3月2日)。これは日本一の梅酒を決めようという大会。81種の梅酒の中から一般の来場者の投票により10種に絞り、そのなかからソムリエとバーテンダー5名により商品名を隠した状態で審査。そして優勝したのが中野BCの“紅南高”、もちろん南高梅です。人気投票で1位を獲得した平和酒造の“紀州七年古酒”も南高梅です。10位内に南高梅を使用したものがなんと6点も入っています。どうです、これが南高梅の実力です。決して梅干しばかりではないのです。
 また、和歌山県内の梅酒の製造販売業者12社により「本場・紀州産梅酒の会」が18年8月に発足していますが、その会員の梅酒も10位以内に5点入っています。ちなみに優勝した中野BC、人気投票1位の平和酒造も会員です。  紀伊民報記事(リンク切れ)

皆さんも来年は南高梅で梅酒を作りませんか?

【うめっち】