今日、紀州梅干しファンの方から問い合わせがありました。
南高梅を買ったがするどいケンがある。中国梅ではないか?とのこと。
ん~。昔はそういっていたようですが、ウメ部(現 和歌山県農林水産総合技術センター 果樹試験場 うめ研究所)の調査によると、階級があがる(大きくなる)ほど、また熟すほど鋭いケンつき核(たね)の発生割合が高くなるということが分かっています。
すなわち、ケンの有無で南高か否かを区別することは困難ということです。
参考までに写真を
左が白粉梅(中国産)、右が南高。白粉梅がL、南高梅が3L
見た目で白粉梅のほうが皮が硬そう。
左が白粉梅の種、右が南高梅の種。上の写真の種を取り出したものです。実の大きさがあれほど違うのに種の大きさはそう変わりません。
白粉梅のケンの方が種の形状の違いにより、目立ってますが、南高梅の方にもしっかりあります。
白粉梅の種のほうがいびつですが、全ての白粉梅の種がいびつなのかは知りません。
ただひとついえるのは、南高梅の方がはるかに実が厚く種が小さいということです。
とはいえ、中国梅は白粉梅だけではないですが。。。
【うめっち】