7月7日以降は雨が上がり、今回の被災現場の状況が明らかになるにつれて、被害の規模や箇所についての報告が増える一方です。
※「田辺市における治水対策について~2009年の七夕水害での教訓~」『砂防と治水195号』(2010年6月発行)参照
農業関係では、梅・みかん畑の崩壊、農道・水路は至る所で寸断、土砂で埋まったり、農業用倉庫・スプリンクラーやモノラックの流出したり、全体被害の詳細把握はまだ時間がかかりそうです。
特に被災の大きかった上秋津左向谷地区、頂上付近で土石流が発生し、谷沿いを500mほど流下、梅・みかんの樹、農道や倉庫などが流出、過去に例のない大規模な被災となってます。
先週末には、二階経済産業大臣をはじめ地元選出国会議員が
現地を視察、地元農家から深刻な被害の説明と対策について要望を受けました。
当面、今年のみかんの収穫に向けて防除や摘果など大事な作業があるため、農業継続のため園地までの農道の応急復旧が急がれるところです。