紀州梅の会(会長 真砂充敏田辺市長)ではこの度、東日本大震災の被災地(岩手県)から、ボランティア活動を行う人たちの熱中症対策を目的とする御要望にこたえ梅干を提供します。
紀州田辺梅干協同組合、紀州みなべ梅干協同組合の加盟事業者に呼び掛けましたところ、合計850キログラムの梅干し商品が集まり、このほど、全国中央募金会を通じて、現地のボランティア支援団体にその梅干しを本日28日に発送しました。
今回の動きは、現地で支援活動を行う事務局から、田辺梅干協同組合の事務所に入った電話がきっかけです。
暑い時期になり、被災者の方々はもちろん、復旧作業にあたる、それらのボランティアの皆さんにも、健康面での心配が増えている、特に熱中症対策として梅干しの提供をという要望で、この事を紀州梅の会で検討しましたところ、梅産地全体の動きとして、梅の会の活動として、参画団体の田辺、みなべの両梅干組合で、組合員に呼び掛けることになったものです。
震災以降、これまでにも梅干組合、農協、行政では、すでに数度にわたり梅干しを被災地に送らせていただいていますが、いずれも被災者の方々に対するもので、ボランティア支援を目的とするのは、今回が初めてになります。
今回の支援についての、紀州梅の会、真砂充敏会長コメント。
「厳しい暑さの中で、ボランティアに従事する皆さんの健康維持に、梅干しが役立てば有り難いことです」
*送り先 岩手県災害ボランティアセンター支援プロジェクト会議(釜石市栗林町)
*梅干し総量 5,500パック(1パック、約150g)計850kg