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スタッフブログ

梅ジュース・梅漬けのカビ、甘い梅干し作り、保管方法についてお問い合わせ

7~8月は、6月に仕込んだ梅ジュースや梅漬け・梅干しを食べて暑さを乗り切るシーズン。梅の事なら何でもお答えする田辺市梅振興室には、いろいろなご質問のお電話をいただいています。
よくあるご質問は次のようなもので、それぞれ対策をお答えして、解決いただいています。
① 梅シロップにカビが出ている。 
→ シロップの保管場所が高温になると、表面に酵母のカビが発生することがあります。シロップの液が濁っていなければ、カビを取り除いてシロップ液をひと煮立ちさせて加熱殺菌後、冷蔵庫等で保存してください。
② 梅漬け(塩漬け)にカビが発生している。
→ 梅漬けの表面は、空気に接しチリ等があれば、酵母のカビが発生することがよくあります。梅が漬かっている梅酢に濁り等がなければ、カビを取り除いて梅干しに加工していただいて大丈夫です。梅漬け時に、塩量を梅の15%以下にしていると、梅酢まで濁って変質する場合があります。
③ 甘い梅干しを作りたい。
→ 塩を梅の20%使った塩辛い梅干しは、梅を1年間食べるための保存のためです。塩辛い20%の梅干しを、薄い塩水で塩抜きを8時間すると約14%に、24時間塩抜きすると5~10%となり、その後ご家庭オリジナルのお出汁に漬けたり、炊き込みますと市販梅干しに近い美味しい梅干しができます。塩抜きや味付け後は、冷蔵庫で保管し早めにお召し上がりください。
これらのQ&Aは、紀州田辺うめ振興協議会ホームページ「梅加工マニュアル」に掲載していますが、疑問に思われることがあれば、田辺市梅振興室(0739-26-9959)までお気軽にお電話ください。