梅の産地、田辺市三栖にある衣笠中学校では、JA紀南、田辺市梅振興室、生涯学習課の協力のもと毎年うめ農業体験を行っています。
校区は三栖や中万呂、上万呂など、田辺でも有数の梅産地を含みますが、最近は農家の子供たちが1割にも満たない学年があるとのことです。
しかし、農業の梅だけではなく、梅干しなどの加工産業もあります。また卸売、小売業者、梱包資材や生産資材業者、塩の業者といった関連産業を含めた梅産業は田辺市にとって大きな産業であることにかわりありません。
そういったことも学んでいただければと思います。
今年のメニューは
①うめ講座、収穫・選果体験、JA紀南の総合選果場見学
②うめ加工講習会
③土用干し(加工講習会で漬けた梅を干す)
④梅干し体験(農家で体験)
6月1日は、①の「うめ講座」「収穫・選果体験」「JA紀南の総合選果場見学」でした。
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まずはJA紀南の指導員によるうめ講座。
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近隣の園地に移動して梅もぎ。
青いネットは梅干し用の園地の証。熟して落ちた梅を梅干し用に漬けますが、落ちた際に傷がついたり、虫を防いだりするためのネットです。
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選別基準に沿って梅の実を選別。
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昼からはJA紀南の総合選果場の見学。
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大きな選別機。
収穫の始まった南高梅が流れてきています。
次回は梅振興室(紀州田辺うめ振興協議会)が担当する②うめ加工講習会です。