少々古い話ですが、今年塩分10%で梅を漬けてみました。
失敗する前提のもとチャレンジしましたが、成功してしまいました。
2021年6月29日
南高梅1kgに対し塩100gで漬けました。
梅しごとではこれを塩分10%で漬けるといっていますが、正確には100g÷(1000g+100g)ですので、約9.1%ですね(笑)
流水で梅を洗い、軽く水を切ります。
南高梅はアク抜きの必要はありません。
というか、実が痛みますのでアク抜きしないでください。
●材料
黄色く熟した南高梅 | 1kg |
あらびき天日原塩 | 100g |
果実酒ビン | 1個(4㍑) |
ポリ袋(おもし用) | 2枚 |
水(おもし用) | 1㍑ |
果実酒ビンに梅を入れ、上から原塩100gをかけます。
ポリ袋に水1リットルを入れ、固く結び梅の上に載せます。漏れないように2重にした方がよいでしょう。
横から見るとこんな感じです。
これで1kgの重しの完成です。
この重しの場合、梅酢が出てくると浮きますので、余分な重さがかからず、重しを外す必要がありません。また拡がりますので空気を遮断し、カビの発生を抑制します。
おもしを載せたら果実酒ビンの蓋を閉めます。
7月1日(2日目)
梅酢が出てきて、半分ぐらい梅が使っています。
でも20%で漬けたものと比べると出が悪いです。
7月4日(5日目)
梅が完全に漬かりました。
8月30日
今年は異常気象。
約2か月経過。
10日経過したあたりから、白濁し始めました。発酵は覚悟の上、カビではないのでそのまま放置。
かなり白濁していますが、カビ臭はしていません。
ボールに水を張り、ざるをつけて軽くゆすって水洗いをします。
ザラの上に梅を広げ、天日干しをします。
ザラはブロックなどにに載せ、下からも風が通るようにしましょう。
右が南高梅、左は小梅です。
今年は晴天が続かず、何日かかけて通算3日と半日干しました。
出来上がりを調べたところ、塩分は15.66%、酸度5.57%、水分75.7%でした。
見た目は乾いていても水分は抜き切れていないようです。