1.基本的な梅酒の作り方
梅の熟度を知って、お好みの梅酒を!
熟度表はこちら
①梅1㎏を水洗いして軽く水気を切ります(穴を開ける必要はありません)。
②ビンに梅・氷砂糖を入れ、ホワイトリカー等(アルコール分20度以上のもの)を注ぎます。
③冷暗所に保存し、ときどきビンを動かして氷砂糖を溶かし、約3か月後からお召し上がりいただけます。
材料
梅(南高梅、古城梅、小梅) | 1㎏ |
氷砂糖 | 600g~1㎏ |
ホワイトリカー (焼酎やウィスキー、ブランデーでも可) | 1.8㍑ |
果実酒ビン(4㍑広口ビン) | 1個 |
アドバイス
■梅を入れたまま、6か月ほど置くとより風味がよくなります。
■約1年で梅のエキスは液に浸透するので、梅の実はそれ以後ならいつ取り出してもかまいません。なお、梅酒は置けば置くほど熟成されます。1年以上熟成させたいときは、1年で梅の実を取り出してから熟成させてください。
■冷凍梅を使うと早く出来上がり、有効成分(ポリフェノール・クエン酸等の有機酸)も多く抽出できます。
トピックス
■自家製梅酒を作る場合、酒税法の規定で、アルコール分20度以上のもので漬けなければならず、ぶどうや穀類等と一緒に漬けることは禁止されています。また、自家製梅酒は、他者への提供や販売、譲渡はできません。ただし、飲食店には一部特例措置が認められています。
南高梅の機能性を活かした梅酒作り
クエン酸(疲労回復)、ソルビトール(便秘予防)、ポリフェノール(抗酸化機能)などの機能性成分を最大限に抽出するには、◆熟度…黄緑からやや黄色のもの ◆梅のサイズ…2L(約30g)で作ると、成分が多く抽出されます。なお、紅がさした果実(紅南高梅)の方が機能性成分含有量の高い梅酒ができます。また、砂糖は梅の重量の60%以上(冷凍梅の場合は40%以上)で漬けると良いことが分かっています。
バリエーション
1.梅サワーの作り方
①梅を水洗いし、軽く水気を切ります。
②ビンに梅と氷砂糖を交互に入れ、最後に酢(量はお好みで調整してもよい)を入れて冷暗所に保存します。
③ときどきビンを動かし、氷砂糖を溶かします。約1か月で完成。
実を取り出してから冷蔵庫で保存してください。
※酢の酸で梅の表面が茶色くなることがありますが、腐敗ではなく、品質に問題はありません。
材料
梅(南高梅、古城梅、小梅) | 1㎏ |
氷砂糖 | 1㎏ |
リンゴ酢、黒酢等 | 1㍑ |
果実酒ビン(4㍑広口ビン) | 1個 |
おすすめ
■炭酸水や水で約10倍程度に割って、梅サワードリンクとしてお召し上がりください。
■二杯酢や寿司酢としても使えます。